婚約指輪はダイヤモンド以外でもOK!お二人の個性を大事にしてください

好きなものだからこそ大切にもできる

ウエディングプランナーというお仕事をさせてもらっていると、エンゲージリングの事やマリッジリングの事などの相談を受けることがあります。
宝石

プロポーズの際、リングをあげるという彼もいますが、彼女が好きなエンゲージリングを選んでほしいという事で、プロポーズは花束、結婚式の前まで、また婚約式を行う場合その前までにエンゲージリングを作るというカップルも多いです。

その時によく聞かれることがあります。
「エンゲージリングってダイヤモンドじゃないとダメなんですよね?」と質問を受けることが多いのです。

ダイヤの指輪はありきたりで、それよりも彼女の誕生石とか、彼女が好きな宝石のエンゲージリングにしてあげたいけど、やっぱりエンゲージリングってダイヤですよね?というのです。
いえいえ、そんなことはありません。

海外のセレブ、また王室の方々は、代々伝わってきた大きな色石のリングを祖母から母へ、母から娘へと受け継がれていくという事が多いです。

エンゲージリングにダイヤが選ばれるのは、石の中でダイヤモンドが最も固く強く、ダイヤモンド同士以外では、傷がつかない、一生形が変わらないといわれるため、結婚の約束に最高の石とされているのです。
だから、エンゲージリングはダイヤじゃなくても、彼女が欲しい石、彼があげたい石を利用していいのです。

サムシング・オールドという考え方

ダイヤモンドがエンゲージリングとして選ばれるようになったもう一つの理由に、ダイヤモンド宝石会社のコマーシャル、キャッチコピーがあります。

婚約指輪の値段について、給料の3か月分というキャッチコピーが世界中に広まって、日本ではある有名なタレントさんが、奥さまになる方に送られたダイヤのリングの金額について「給料の3ヶ月分」と発表したことでダイヤモンドが定着しました。

欧米にはサムシング・オールドという考え方があり、花嫁が幸せになるためにお式で身に着けるものとして、サムシング・フォーのがありますが、そのうち、「古い物」サムシング・オールドに祖母、母と受け継がれてきた宝石を付けさせるという事も多いのです。

特に代々伝わってきた指輪は、祖母から母へ、母から娘、孫、お嫁さんに伝えていくという風習が根強く残っています。

ダイヤは高い、でも色石なら高品質でもリーズナブル

ダイヤモンドも婚約指輪として贈るのならある程度グレードのいいものが選ばれます。
まだダイヤは他の色石と比較すると質が悪い物でも高いという傾向があるので、だったら、質が高く値段もお手頃な色炒りのエンゲージリングの方がいいじゃないかという人もいます。

ルビー、サファイアなども美しく輝く指輪として有名ですし、若いカップルでお金がそれほど使えないという場合などは、アクアマリンやペリドットなども素敵です。
誕生石をエンゲージリングにするのもいいでしょうし、最近は幸運を呼ぶラピスラズリなども利用されています。

みんなと一緒じゃないから嬉しい

婚約指輪というと、キラキラ輝くダイヤモンドですが、個性がない・・・という意見もあります。
オリジナリティがあり、ありきたりな物じゃないというイメージでも最近は色石のリングを選ぶ方が多いようです。

縦づめのソリティアなどがダイヤのエンゲージリングの定番となっていますが、普段はほとんど利用できないデザインともいえます。
縦づめじゃなくても美しいデザインに出来る色石は、オリジナリティあふれるエンゲージリングが作れるという事からも人気が高いのです。