これまでのプランニングでお客様に人気のあった演出

いいお式だったと感動の嵐だった演出をいくつかご紹介

結婚式が終わり、ゲストが新郎新婦、ご両親にあいさつしながら退場する時、「いやーいいお式だったよ、感動した」と帰っていくと、ウエディングプランナー冥利に尽きます。

これはちょっと無理じゃないか?と思うような出し物を行って、結局大成功をおさめたなんて状態になれば、その日飲むワインがおいしい!!と感じます。

これまで結婚式場で働いていた時、またフリーになってから、これは大成功だった、感動したという演出をみなさんに紹介します。
これからお式を検討されている方にぜひ参考にしていただきたい演出がたくさんあります。

定番ですが……感動してしまう一瞬

演出ではありませんが、やはりチャペルで行う挙式はいつも感動してしまいます。
オルガンの音が静かな教会内に響く中、新婦がお父様に連れ添われて赤い絨毯の上を一歩、一歩進まれていく、先には新郎が待っていて、お父様から新郎にバトンタッチ、この感動の瞬間を何度も見られるウエディングプランナーは幸せ者です。

中には号泣してしまうお父様、新婦がおられ、涙をふきに急いで走ったという経験が結構多いです。
一人娘をお嫁に出すご両親の気持ちがひしひしと伝わってくる美しい挙式です。

また人前結婚式の際、新郎新婦に内緒で結婚証明書にある趣向を凝らしました。
ご友人たちがぜひ、そうさせてほしいと、結婚証明書に沢山の小さなハートをプリントし、そこにゲスト全員に署名してもらったのです。

何も知らない新郎新婦は、リハーサル通り結婚証明書にサインを使用として、ゲストの署名に気が付きます。
新郎新婦はもうそこで涙です。

その時「ご友人たちが是非にということで、結婚証明書には新郎新婦に内緒でゲストの皆様、御親戚の皆様、そしてご両親からの署名が記されています」と伝える私の声も震えてしまいました。

リングピローとベルガール・ベルボーイの入場

御親戚のお子さんがいたり、お二人の間にすでに歩けるお子さんがいる場合、ベルガールとベルボーイに扮してもらい、花嫁さんのドレスの裾を持って介添役をしてもらいます。

お孫さん、また親戚の小さな天使たちが花嫁のドレスの裾をもってよたよたと歩く姿は、会場をほっこりさせます。

結婚指輪をリングピローにのせて入場……という演出を行うカップルも多くなっていますが、以前行った披露宴では、どうしてもお仕事の都合で出席できないといわれていた新婦のお兄様が急遽出席できることになり、どうせならという事で、内緒で会場に隠れていただき、人前結婚式で指輪交換をゲスト皆様の前で行う時、リングピローを持って入場していただきました。
リングピロー

新婦はお兄ちゃん子だったため、お式に来られないことを本当に悲しまれていたのですが、リングピローを持って恥ずかしそうに入場するお兄様を見つけた花嫁が満面の笑顔から大粒の涙をこぼす顔に変わっていった時、会場内全体が感動に包まれました。

フラワーシャワーを折り紙で演出

フラワーシャワーやライスシャワーは、新郎新婦を祝福する演出として多くの挙式で行われていますが、お花ではなく、折り紙でおった小さい鶴をフラワーシャワーに利用したお式もありました。

これは新婦のご友人たちがお式の前に集まってひたすらおってくれたもので、それを知って新婦は号泣していました。
最近は新郎新婦がご友人たちから祝福のサプライズを受けるという事も多く、ウエディングプランナーとしてこうした演出を持ちかけられると、友達って本当にいいな、ありがたいなとつくづく感じるのです。