プロフィール

ウエディングプランナーという職業を知る前の私

ウエディングプランナーとしてやっと一人前になれたかなと思うこの頃ですが、ウエディングというのは人それぞれ、カップルそれぞれに夢があるものなので本当に満足していただけるウエディングプランができているのかどうか、日々、考えています。

私は物心ついたときからずっと、「人が喜ぶ顔が大好き」という人間で、人の笑顔を見ることが何よりの楽しみでしたが、悪くいえば自分のために何かしようとか、自分のために努力しようという気持ちが持てないタイプだったように感じます。

でも、親類の結婚式、披露宴に両親と共にゲストして呼んでもらったときから、私の人生というか、気持ちが大きく変わったのです。

結婚式でかいがいしく働く人がいる?あの人は何?

その結婚式の際、親戚の新郎とお嫁さんの周りをちょこまかと動き回っている人がいる、黒いスーツをきてどうもスタッフさんのようだけれど、ほかのスタッフさんのようにゲストの私たちに構うことなく、新郎新婦のお世話をしているように見える、そこで母に「あのお姉さんは何をしているの?」と聞いてみると、「式場のスタッフさんだけれど、ウエディングプランナーというお仕事の人で、今回結婚式をどんなふうにやるか、お世話してもらったっていってたわよ」というじゃないですか。

結婚式のお世話?新郎新婦の間を、邪魔にならないように動き回っているお姉さんが妙に目に入り、新郎新婦よりも、花嫁さんのドレスその裾をさっと動かしたり、次の行動の指示を出すお姉さんの方に、視線が集中してしまったのでした。
この体験が、その後、ウエディングプランナーという職業をしっかり知る要因となり、また、将来の夢となっていく体験だったのです。

ウエディングプランナーという仕事を知ってから初めて自分に必死になれた

友達が誕生日といえば雑貨を集めてオブジェのようなものを作ったり、手芸が得意だったので時間をかけて小物を作ったりして尽くしていた私に、ウエディングプランナーという職業を知ったこの結婚披露宴は、人生の大きな出来事だったといって過言ではありません。

高校を卒業するころには、ウエディングプランナーという仕事に就こうと決心がしっかり固まっていたし、そのために何が必要なのかを必死に調べる自分がいたのです。

母には「あなたが自分のことにそれほど必死になるなんて、ママ、初めて見たわ」といわれるくらい、本当にあの時のお姉さんが、私の中でピカピカに輝く最高の目標となったのです。

高校卒業から現在まで

高校を卒業し、いよいよ憧れのウエディングプランナーになるための第一歩、専門学校へ踏み出しました。
接客マナーやテーブルマナー、結婚式に必要な知識、披露宴に必要な知識、さらには花嫁さんの精神的な変化などについても学び、都内の結婚式場に雇用されたときには、どんな時よりもうれしかった!です。

結婚式場で7年間、先輩や関係者の皆さん、そしてもちろん実際にお式される新郎新婦の皆さん、ご両家のみなさんなどから、沢山のことを学ばせて頂き、やっと独立!ハラハラドキドキ、果たして自分でできるのかと迷い悩み、それでも一番に夢見てきたウエディングプランナーという仕事ができることの喜びを胸に、毎日頑張っているのです!!