これからウエディングプランナーになりたいと夢を持っておられる方へ
ウエディングに関わったお仕事をしたいという夢をお持ちの方、特にウエディングプランナーという職業に就きたいと思っている方へ、今プロとしてウエディングに関わらせていただいている私の経験や知識が少しでも役立てばと願っています。
いつか必ずウエディングプランナーになるんだという気持ちを持ってしっかり知識、スキルを備えていけば、経験と共にきっと素敵なプランニングができるプランナーになれると信じています。
「ドジ」と昔からいわれてきた私がフリーウエディングプランナーとしてお仕事させていただけているのですから、みなさん自信を持って、そして夢を実現するのだという強い気持ちを持って、頑張っていただきたいです。
学生の皆様から寄せられた質問
Q:どのような経歴でウエディングプランナーになったんですか。
A:私は幼い頃親類の結婚式でウエディングプランナーというお仕事を知って漠然とこういう職業になりたいと夢を持ったので、高校から専門学校に進学する際には迷いなく、ウエディングプランナーの知識を磨ける学校に行こうと決心し、専門学校に行きました。
卒業後、都内の結婚式場に雇用していただき、そこで結婚式について、また披露宴についての経験をさせていただき、学校では教えてもらえないことがたくさんあるのだなと思いつつ、7年間務めさせていただき、その後、フリーとして現在に至ります。
ウエディングに関わるお仕事はマナーなどの知識も必要なので、やはり専門的知識を勉強できる学校に行く方がいいと考えています。
Q:どのような仕事内容なのでしょうか。
A:私が思うに、絶対的な仕事というと、プロデュースという事になります。
結婚する事が決まったカップルからお式についての相談を付け、その後、結婚式当日までの期間理想とするお式を理想に最大限近づける事、さらに当日、新郎新婦が困ることなく、迷うことなく自信を持ってお式ができる事、それを作り上げていくのがウエディングプランナーです。
ドレスや着物などの衣装についてや、お料理、ケーキ、さらにウエディングに理想的な音楽、装飾品、雑貨、さらにトレンドまで様々な知識が必要となりますし、時に、雑用ともいえる作業も出てきます。
こういう事を行っていけばいい、という事ではなく、求められる事に最大限努力し応えていくことがウエディングプランナーの仕事内容と考えています。
Q:資格とか必要なスキルがありますか。
A:このお仕事に関しては国家資格がないので資格が絶対に必要とはいえません。
但し、専門的知識を持っている方が雇用先も多いですし、民間資格を取得していると働く場所が非常に広くなります。
フリーとしていつか活躍したいという気持ちがあるようなら、国際ウエディングプランナー協会、また日本ブライダル事業振興協会認定のブライダルコーディネータ資格などを取得しておくと安心です。
ちなみに私は両方の資格を取得しました。
またそのほか、着付けやドレスに関する知識や、メイクなどの技術、さらに色彩に関しても重要な要素となるので、着付け、色彩に関して資格を取得しました。
Q:仕事を行う上でよかったこと、辛かったことを教えてください。
A:いいこと、それは幸せの瞬間に立ち会える職業だという事です。
またこのお仕事をしていく上で、フリーになってから痛感したのが人脈をしっかり作っておいてよかったという事でしょうか。
ヘアメイク、着付け、ネイル、ドレスに関しても装飾や当日行う出し物などについて、プロの方々が力を貸して下さることに本当に感謝していますし、人とのつながりは重要だと感じます。
辛かったことというのは、どんなに熱があろうと、調子が悪かろうとプロデュースを受け持ったからには私のかわりはいないという点でしょう。
失敗が許されない世界で具合が悪いからと他の方に頼むことはできません。
体調管理を行い自分のプライベート時間をつぶしても、尽くしていくことが出来なければこの仕事はできないと痛感しています。
学生さんからお寄せ頂いた質問に対する回答は以上です。
私の拙い知識で恐縮ですが、ご参考になれば幸いです。